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北欧デザイン家具のデザイナー

デザインの素晴らしさで古くから知られている北欧は、多くの著名なデザイナーを輩出しています。
ここでは北欧出身の主なデザイナーをご紹介します。

北欧出身の家具デザイナーとその作品

アルネ・ヤコブセンArne Jacobsen

デンマークで生まれた建築家であり、デザイナーのアルネ・ヤコブセン。
コペンハーゲン出身のヤコブセンは、母国を中心に多くの象徴的な建物と、主に椅子などの家具を設計し、国際的に高い評価を得ました。モダン様式の中心人物とされ、代表作の「アントチェア」「スワンチェア」や「エッグチェア」は、そのモダン様式を代表する作品として、その後のデザインに多大な影響を与えました。

1956年に完成した「SASロイヤルホテル」は、その設計から部屋に置かれる家具、食器にいたるまで、すべてをプロデュースしたことでも知られています。

  • アントチェア

ヤコブセンが1951年、製薬会社の食堂用としてデザインしたとされている椅子が「アントチェア」です。
蟻の体の形に似た曲線のデザイン。1枚の合板を曲げて座面と背面がつながっている椅子は、当時ひじょうに画期的な物でした。

  • スワンチェア

「スワンチェア」は1956年、ヤコブセンがプロデュースした「SASロイヤルホテル」の室内に設置するために設計された椅子です。
座面と背面、手を乗せるアーム部分が、ウレタン素材によりシェル形状にシェイプされています。

  • セブンチェア

ヤコブセンの作品で、おそらくもっとも知られているのがこの「セブンチェア」です。
アントチェア同様、合板を曲げてシェイプされています。北欧デザイン家具を代表する名作です。

アルネ・ヤコブセンの北欧デザイン家具

エーロ・サーリネンEero Saarinen

エーロ・サーリネンは、フィンランド・ヘルシンキ出身の建築家・デザイナーです。
若くしてアメリカに渡ったため活躍の場は主にアメリカでしたが、チャールズ・イームズとともに家具のデザインコンペに応募するなどして頭角を現しました。
多くの有名建築を手がけたほか、チューリップチェアなどの名作を生み出しました。

  • チューリップチェア

チューリップの花びら、そして茎のようなシェイプを持つチューリップチェア。
世界で初めて作られた1本足の椅子だと言われています。椅子の脚について独自の考えを持っていたサーリネンの世界が反映されている名作です。

  • オーガニックチェア

サーリネンがチャールズ・イームズと共同製作し、デザインコンペにて1位を獲得した椅子です。

  • ウームチェア

「子宮」を意味する「ウーム」。生まれる前の子供が、どんな体勢でも安らぎを感じられる子宮をイメージした作品で、高級家具ブランドKnoll(ノール)の社長夫人から依頼され製作されました。

エーロ・サーリネンの北欧デザイン家具

アルヴァ・アールトAlvar Aalto

フィンランド出身のデザイナー。20世紀のフィンランドを代表するモダニズム建築家であり、その作品は建築物のみならず、家具や食器、雑貨までさまざまです。家具については、自身でブランドを設立しています。

  • スツールNo. 60

アールトが設計した「スツールNo. 60」は、一見普通のスツールに見えます。
そう、普通のスツールなのです。この「シンプルイズザベスト」を地で行く作品は、スッキリとした美しさ、そして北欧デザイン家具らしいナチュラルな暖かみが魅力的です。

  • パイミオ

パイミオは、アールトの名前を世界に知らしめた作品として知られています。
結核療養所があったフィンランドの街パイミオから名付けられました。
アールトはこの結核療養所で使われる家具のすべてを手がけましたが、その中のひとつがこのパイミオです。


ポール・ケアホルム

デンマーク出身のケアホルムは、工芸学校で家具作りを学んだ本物の家具職人です。
工芸学校を卒業した後は、高級家具ブランドのフリッツ・ハンセンで働いていたこともあり、その後も同社との関係は継続しました。
北欧モダニズムを代表するデザイナーですが、素材にスチールを使用した作品を多く手がけました。

  • PK22

「PK22」は、ケアホルムが手がけた作品の中でも、もっともよく知られているものです。
ミース・ファン・デル・ローエの名作として知られる「バルセロナチェア」に感化されて作られたと言われています。

  • PK61

現代的で透き通るようなスタイリッシュさが特徴のコーヒーテーブルです。

  • PK80

PK80は、ベンチタイプのソファで、ニューヨーク近代美術館にも設置されています。

ポール・ケアホルムの北欧デザイン家具

フィン・ユールFinn Juhl

フィン・ユールはケアホルムと同じくデンマーク出身の建築家であり、家具デザイナーです。
彫刻により家具をシェイプするかのような、北欧デザイン家具らしい、温もりを感じられる家具を生み出しました。

  • ペリカンチェア

ペリカンチェアは、ペリカンが羽ばたきをするような、独創的な肘掛け部分の形から名付けられました。体を包むような座り心地が癒やしを与える名作です。

フィン・ユールの北欧デザイン家具

ハンス・J. ウェグナーHans Jorgensen Wegner

デンマーク出身のハンス・J. ウェグナーは、北欧デザイン家具を代表するデザイナーです。
少年期から家具職人としての道を歩み、アルネ・ヤコブセンの下で働きます。
ウェグナーの作品は日本でもひじょうに人気で、ウェグナーがデザインした多くの椅子は、北欧デザイン家具の代名詞と言っても過言ではないほどの存在感を放っています。

  • Yチェア

中世中国の王朝・明の時代の椅子をモデルに設計された、ウェグナーの代表作です。
大量生産された椅子で、美しさと機械による大量生産を両立させた名作として知られています。

  • ピーコックチェア

クジャクが羽を広げたような背もたれ部分のデザインが特徴的なピーコックチェア。
背もたれは目をひきますが、落ち着きとナチュラルな暖かみが感じられる椅子に仕上がっています。


魅力的な北欧デザイン家具

北欧デザイン家具の特徴や、その代表とされる家具デザイナーをご紹介しました。
デザイナーにはそれぞれの特徴がありますが、北欧デザイン家具には、一貫したシンプルさが生きています。
現代のリプロダクト家具でも、その魅力を存分に感じることは可能です。北欧デザイン家具の世界を、ぜひ一度体験してみてください。

ハンス・J. ウェグナーの北欧デザイン家具